I never dance
within
少年は向かい風に負けず
自転車を漕ぐ
徒労とは思わず
ひたすら前に進む
そんな彼も吐くことを覚えた
空腹に身をよじりながら耐え
むさぼった
それでも痩せほそる身体を
重く感じながら
踏まなくてもいい影を踏んだ
解釈することを始めてしまった
踊り続けるよ
言葉で踊り続けるよ
十六歳の頃、僕が
I never dance.
と言ったとき、笑った同級生の娘たちには
伝わらなかった僕の思い
僕は言葉で踊り続けている
踏み出すことの何かしらの誘惑と
気付かずに 真っ青な月に
身を投じた
I never dance,but I will keep dancing.