帰る場所
絶倫号

溶けた夕日が地面に落ちて
ビルの壁が真っ赤に燃える

麦わら帽子が輝いて
顔の見えないあのこが言う
さようなら

帰る場所をなくした僕達は
郷愁の夜に生きていく




自由詩 帰る場所 Copyright 絶倫号 2004-09-30 19:53:28
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