番田 

ひとつの声を追う風に生きてきた気がする、ほのかにそんなものが流れる貝殻にかすむここに流れ着いた

海賊船の話し声に耳にすることがあるだろうか

海にぼんやりとかすかに広がり、書き捨てたノートブックの数冊に散らばる赤に白や青の色にノートの類を、ケーキに話そうとしてどぶに捨てるお金

手にしようと力尽きて思う

彼は何かを語りかけようとする思いに消えた
街をいら立ち知らないけれど


自由詩Copyright 番田  2010-02-26 01:07:50
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