miss
mayaco


その不在に色をつけるとしたら

幼くなった水色の光


色あせることはないけれど

四角い箱の中でぐるぐる回る


その光にことばを探し

静かに遠ざかった


その出会いに色をつけるとしたら

夜に溶けた透明な雨


全ての色を映し出し

丸い水たまりでくるくる回る


その雨にいのちが宿り

私はまた生まれようとしている




自由詩 miss Copyright mayaco 2010-02-21 19:59:46
notebook Home 戻る  過去 未来