ブルータス
番田 

ミッドタウンのクラブに思える
カメラマンや
青いライブハウスの壁として見つめれば
サファイヤ色の海をバックに
走り回る
生息している生物たちに誰かは憧れるわけでもなく
チュッパチャップスを舐める
アメリカは遠い国
何もない孤独の島で見つめているだけ


そこにいるのだという妄想に浸れる編集者たちは
どんな思いをしたのだろう
映画で見たようなホテルはなく旅館ばかりだということだった
木の上にあった部屋だったりするのだろう
神保町の喫茶店にて島国特集を組む
ベトナム戦争のモーニング娘も見たことがあった
加護や辻も動揺していたのだろう
あのころは健在だった
新メンバーも加入して地方イベントの巡回をしているという


僕はタバコの不祥事をおこした
今では雑誌を置いた、新しい部屋に
見つけたのだ
安い鉄筋コンクリートのマンションだ
元来た道を歩いていく
秋葉原の



自由詩 ブルータス Copyright 番田  2010-02-21 01:53:14
notebook Home 戻る  過去 未来