それは愛とよぶものです
朧月

星と星の間をじぐざぐに歩く
ぶつからないよに 触れないように
そんなしぐさのことを
愛と呼ぶのです

つんつん 低いところつつかれて
なあに と振り向く心
そんな温かさのことを
愛と呼ぶのです

ぎりぎり心 苦しくて
だれかを恨みそうになったとき
背中さする無音のことを
愛と呼ぶのでしょう

がさがさ 音のする袋から
なににも包まれていない想いは

遠い所ありがとう
重かったねえ大変だったねえ
の心と同じ

愛と呼ぶのでしょう
愛と想うのでしょう


自由詩 それは愛とよぶものです Copyright 朧月 2010-02-18 22:44:06
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