ゆびのおと

冬に生きる人は
厚い皮 ぎらり ひかりをはね返す

時が来たら 脱ぎ捨ててしまうのに
知らん顔で

最初からそうであったように
血の冷たさを ささやく


自由詩Copyright ゆびのおと 2010-02-18 18:35:40
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