グラスにて
番田 

フランスのどこかで暴行をうけている心持ちとしての世界観など今では笑いの種にぶちまけられていく微かな挙動としての反動にしてはただされていくどこかで ガットギターを弾こうとしている白さを眺め茶色の便せんへと白い文字にしてつづろうとして やぶからぼうにしていくなんでもなくなっていく笑みも浮かべさせられて 戦場へ向かってたとうとする尾翼に照りかえった日差しにサングラスをかざし水中の グッピーも行こうすることすら何週間も忘れたまま声に唇もくちなし色にされていく 浜辺へと灰色に変わっていくヤドカリとしての欠片を滑りだし

そうこうしてはとどめていって ぼんやりとした感慨として尊重されていて 魚たちは湖のどこかへと泳ぎ 動きまわりながら知っていこうとすることをとどめて 水色もスライドのどこかに滑らされていって 歌の声たちのように思う遠くへと彩られたものとして感じて 感じている人へと立とうと風へと考える戸口で 海の風のない闇としてかごうと指先を伸ばして


自由詩 グラスにて Copyright 番田  2010-02-18 01:36:58
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