自問
ゆず

自分さえ分からない本当の私を
見つけてほしいような
そっとしておいてほしいような

へらへらと何も考えていない振りをして
その場の雰囲気だけで凌いでる自分
日曜日の朝に予定よりも遅く目が覚めただけで
とめどなく涙が流れる底辺の自分

あーくだらない
あーなさけない
ほんとうのわたしはどれ?

楽しいと思うときもあるよ
でもそれって一時の感情でしかないじゃない
どんなに面白くったって一秒後には無表情になれる
永遠に続く保証がない幸せなんていらない

後ろ向きに考えてたって何も始まらない
そんなこと分かってるよ!
だけど前向きな人はどうしてあんなに眩しいの
これは僻みですか

相容れない何かがそこには在って
私はそれを理解したくない

だから私なりに壁をつくって笑顔をつくってみるけど
ああもうなんで世界は余計に歪んで見えるの
朝が来たら昼が来て夜が来るように
私も常に変わらない自分でいたいよ

あの子のような心をもって生まれてくれば
私はこの訳の解らない虚無感を感じずに済んだのかなあ
なんてどうにもならないことばかりを想う
結局これは僻みですか

好きになりたいと願う心は本当
でも時々大嫌いだと感じる心もきっと本当
だから結局ほんとうのわたしはどれ?だれ?


こんな私にいつか親になれる日が来るのかなあ
お母さんとお父さんに孫の姿を見せられる日は来るかなあ

世界のすべてを愛せたらよかった

やさしい人になりたいです
只。


自由詩 自問 Copyright ゆず 2010-02-14 00:08:52
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