個と孤
因子

孤独という
張り詰めながら、それでもたゆたうこのことばは
いったいどこからお出ましになって
ここに鎮座ましましているのだろうか


けして拒絶しないやわらかなグレイ


みたこともない炭坑を
ゆっくりとまばたきするたびに
瞼の裏へ
更新していくような
グレイ


自由詩 個と孤 Copyright 因子 2010-02-13 10:21:46
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