やじろべえ
朧月

あなたがおもうほど私
不幸に育っていないから
私を不幸な子だと呼ぶのは
やめてください おかあさん

あなたがかんがえるほど姉は
困ってなどいないから
知恵が遅れていると
泣かないでください おかあさん

あなたから 生まれた私たちは
あなたの嘆きの届かない
場所にいたいのです

あなたのことを憎んでなんか
いないので あなたはあなたのままで
ただ 笑っていてくれたなら
それが一番いいと思うのです

私たちは 理由もなしに
笑ったりできないけれど
ふっと 緩めることなんかは
できると思えるのです

姉と妹の私
仲良しだとも 特には思わないけど
手に手をとっていなければ
いけないとも思わないのです

こちり と つまずいた
ばたり と 倒れた
それが 私であっても 姉であっても
おかあさんであっても 手を貸すとおもう

そんな関係で いてくれませんか
そんな関係で いれればいいですね



自由詩 やじろべえ Copyright 朧月 2010-02-11 12:28:29
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