家族
桜 歩美

君の命を思うとき
自分の命を考える

この生きざまを
君がすべて見ているのなら

私は決して褒められた生き方なんて
できない人間で
これからもうまい生き方ができそうにありませんが

せめて心の中の光はいつも君とパパである

このことだけは忘れずに生きているってことを
君にはその目に焼き付けてほしい

一番大切なのは一生をともに生きていく
家族なんだということだけを

たとえどんなに辛いことがあっても
支えあって決して逃げないでともに背負うことが
そんなことをやってみせられる存在である家族を
思いやる気持ちを
本気で守りたいと思う意地を

君にもその目で学んでほしい

別にまっすぐに生きるのだけが
うまい人生じゃない

最後に家族みんなで笑えるってことが
築いていられたなら
幸せなんだってこと

君に見せてあげたい

不満は常々出てしまうもの
家族と言っても人間同士

でもそれでもやっぱり愛し合うのが
家族なんだ
どうしようもないねって言いながらも
それでもつないだ手を離さないのが
家族なんだってこと

私は人生の大事なものは
それなんだって思いながら
生きている

その家族のために
自分の命を大事にしたい
君の命の愛しさを感じながら


自由詩 家族 Copyright 桜 歩美 2010-02-11 09:31:34
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