卒業コード
相羽 柚希

いつもの道に背を向け
瑠璃色の闇、校舎に明かり
ぎゅっと瞳を閉じれば
何度も涙があふれ
絵に変わっていく思い出

いつのまにか追い越されてた身長
ちょっと昔のこと
すぐに消えては浮かぶ違う記憶
一つ一つ大切に描くよ
好きだった人、絶縁した仲間との関係
今、戻れはしないけれど
いつもの路に背を向け
そんな日もあったね、と。
どんな事も忘れたくないから
精一杯告げる卒業おめでとう。「学生」を終える仲間へ


自由詩 卒業コード Copyright 相羽 柚希 2010-01-26 12:07:10
notebook Home 戻る