闇夜に日傘
徘徊メガネ

私を隠し歩いた

色目紛しく映る
人目を掻い潜る様に

喧騒が傘を打つ

時雨程に心は濡れ
滴る音は誰にも届かない

擦れ違う息を感じながら
家路を惑う

触れ合える事も忘れ私は

私を隠し歩いた
 


自由詩 闇夜に日傘 Copyright 徘徊メガネ 2010-01-17 01:05:48
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