ある冬の日に
ZETSUMU-絶夢-

ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに

ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように

君の髪を撫でていたかった
髪のセットを壊さないように、軽くしか触れなかったけれど
もっと撫でていたかった

君の頬に触れていたかった
寒い冬の日 温かさと柔らかさを思いださせてくれた

そして、君を抱きしめたかった

触れていたかったのは、孤独だからじゃない
君が好きだったから
そのぬくもりが欲しかったから

でも今は もう・・・


自由詩 ある冬の日に Copyright ZETSUMU-絶夢- 2010-01-16 23:33:29
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