フィクション
弥鈴

フィクションに
幻を信じた女たちは
二日酔いの朝の様な
気だるい脱力感纏い
眩しそうに太陽睨む

フィクションに
疲れ切った男たちは
優しさに飽きた様に
冷たく無表情を装い
蒼い満月睨みつける

どうして幸せなんて
求めていたんだろう
それでも又愛を探し
街の蛍は闇を彷徨う

ノンフィクションな
エクスタシー求めて




自由詩 フィクション Copyright 弥鈴 2010-01-16 23:27:17
notebook Home 戻る