創書日和「卒業。」
狠志
あの時、卒業し損ねた僕は。
いつまでも、いつまでも。
同じ空を見上げて、同じ空気を吸っていた。
巡り巡る世界は、止まることなく。
ついこの間、新しい年を迎えた。
結局、僕は卒業なんて出来ないまま。
今、気付いてしまった事実を飲み込み。
また、新しい明日を見つめるのだろう。
カーテンを捲ると、外はまだ暗かった。
もう少しだけ、思い出に浸ろう。
明日をちゃんと迎える為に。
自由詩
創書日和「卒業。」
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狠志
2010-01-09 02:25:49
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創書日和。