幸福
桜 歩美

夜明け前に起きることが 習慣になったこの頃
君がちっちゃいころに こういうふうに出来たら
朝お腹が空いて泣いても放っておけなきゃならないほどに
眠い薬を飲まないでいられたら
もっと君にいっぱい愛をあげられたのに

でも
今からだって遅くはないよね
まだ10歳の君に
私は手作りのお弁当を作ったり 君の大好きなオムライスを作ったり
そういうことで笑顔になる君でいっぱいにすることを
今しても遅くはないよね?

朝早くから朝ごはんの支度をする
そんなことが難しかった私
でも
今は出来る
ちゃんと出来る

病気になんか
負けない強さ身につけた
負けないでいられたのは
君の存在のおかげなんだ

君のことがとても大切で
君がいることで
私は
毎日をちゃんと生きようと思える
神様
私にこの子を授けてくれて
本当にありがとう
私は心から幸福です


自由詩 幸福 Copyright 桜 歩美 2010-01-05 06:56:36
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