長い時間
吉岡ペペロ

時間をかけて
バトンリレーのように
ぼくらは世界を開いていった

バトンふくらんでいった
ぼくらが開いた世界を
ふさいでしまうくらいに

ぼくらが開いた世界は
あれは、幻だったのか

やめること出来なかった

永遠を信じていた
永遠てやつは
どうやらコインの表裏だった

ぼくらが開いた世界は
あれは、幻だったのか


自由詩 長い時間 Copyright 吉岡ペペロ 2009-12-27 02:07:39
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