はしばしからふるひかり
あすくれかおす



青い、窓は6時台、大きめ自動車/の過ぎる音、宅配、動き出す鳥たち、
短いリズムで返答、背中に抱えてる物差しを長考、
誰を、誰が始めたっていいだろう、次の行く先では、誰だって、夜に、いなくなる。




朝食が、東から、光を浴びるまで
小さい雲の成り行きを待つ
箸をとめることは
本能をとめること
ひとつずつほぐしてみたらいいんだよ
きみたちのその、鮭フレークを分解して、
ひとつひとつにしたらいいんだよ
けどさー、鮭ってもとはひとつじゃん?
フレークのひとつって何よ?
ひとつって何だ




産後間もない今日という日が
みるみる育って
もうひとり歩きできるほどに
喧噪を抱えている
たとえば今ねむることだってできるんだよ
夢をみることなんてたやすい
土手に座って待っていてもいい
端々から 届ける ひかりは 静かに 送信してる
ひかりを
そう信じてる





ガイガーカウンターが赤色ランプになる
ぼくらはその夕暮れにいる
あたしはまだスカートを脱ぐことができずに
寒いねって両手で 肉まんをぬるめている
いるって、寒いね?
いるって、ぬるくなるねえ
切り合った 髪の毛が舞った
たくさんの/か細い闇の色
ぼくらはその暗がりを待つ





壊れたジャックポットのように泣かないで
どういうわけか溢れ出すものを拾って
ささいなものに興味を持て
ありきたりな浅瀬に深く沈め
なんにもない空き地に勝負を挑め
そしてそこに
とてつもない何かを感じたなら
誰を、誰が始めたっていいだろう
おれたちは、
まだ、
その手前にいる、






自由詩 はしばしからふるひかり Copyright あすくれかおす 2009-12-15 06:49:35
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