群青の金魚を掬う午前四時 涙をのませて。カンパネルラ ぼくたちの間に光る星屑の甘さを揺らして廻る車輪よ 十字架を背負って羽ばたく泣き虫は優しい毒を敷き詰めていく ごめんねもさよならだって言えるのに瞬く昨日の嘘は忘れた 名前の無い煌めきまぶしてぼくだけに産んでほしいよ星座にさせて 痛むだろ? 燻る赤い目したきみは 背中の傷を舐めてる蠍 青白く交わるぼくらの宇宙では 今日も誰かが泣くための旅