師走
テルテル坊主

町の明かりに急かされて
いそいそそわそわな12月

ちらつく雪のかすかに向こう
陽炎の様にぼんやりと
朧気ながら照らす月

ああ、手をたたけば師走は走る
閃光瞬く一瞬で

ふとした合間に
夕暮れ揺れる

キラキラと輝くように
凍える空気に煙る吐息

二人で歩こう
ゆっくりと

じっくり歩こう
この師走


自由詩 師走 Copyright テルテル坊主 2009-12-11 03:32:45
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