メリークリスマス
ミツバチ
曇りガラスの向こう
聖なる夜に
何処かの教会から
響く讃美歌
荘厳で美しい歌は
街を優しく流れ
街角の隅で震える
黒猫を包む
暖かいキャンドルを囲むテーブルに
浮かぶ笑顔はどれも静かで
神に感謝の祈りを
家族の幸せを噛み締める
ほら
此処には悪は入れないのよ
血を流す必要もない
傷付ける事もない
温もりは平等で
誰にだって備わってる
メリークリスマス
そっと口に出してみる
メリークリスマス
いつか心が一つになりますように
曇りガラスの向こう
今日も同じ朝日を
浴びられた事に
心から感謝を