むこうへ
こむ

白い光に包まれた 霧の中

見なれた からくりが 

からからと 回り続けて

時は 進むばかりです


ささやくような声でも

うつむいたままでも いいですから

私と 歌ってください


そうすれば 

霧にへだてられた そのむこうへ

愛しい鳥は 飛んでいきます


からからと回る からくりが

止まってはいけないので

私は あなたと ここに います


自由詩 むこうへ Copyright こむ 2004-09-20 01:38:08
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