加藤改め
アザラシと戦うんだ
ア「今度八丁堀に行ってくるよ。
それにしても…八丁堀って言ったらさー…なんだっけ?知ってるっしょ。」
妹「何を言いたいんだ、ねーつぁんよ。」
ア「えっと、えーと、江戸時代!」
妹「江戸時代って随分アバウトだなー。」
ア「にー、『なんたらかんたらー!』ってとーつぁんが言ってた。」
妹「もしかすると、火盗改めのこと?」
ア「あ、そんなんだった、そんなんだった。
飯食ってる時に唐突に『かとーあらためー!』って言ってた、それそれ。
でさ、加藤改め、何さんになるの?」
妹「いやいやいやいや。いやいやいやいや。
あのね、江戸時代にね、火付けや盗賊を捕まえる人が沢山いたんだよ。
それが火付け盗賊改め。短縮して火盗改め。」
ア「へー!加藤さんじゃなかったのねー。って…え!相当物騒なんだねー。」
妹「へ?」
ア「火付けや盗賊が沢山いたら。」
妹「おい、そこ、ちがー!捕まえる人だよ。そんな地域あったら危なすぎだって!」
ア「そっか、ごめんごめん。」