初電
紅林

楽になれるなら朝一の電車に連れていってもらおう彼岸へ

初電で寝る化粧はがれた少年の華奢な中指そうっと撫でる

ホームに広がる吐瀉の中から「虚しさ」が手を出し足首つかむ


短歌 初電 Copyright 紅林 2009-11-15 18:30:27
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