BowlingSun(3拍子)

--BowlingSun(triple time)


手元にはかわるがわる
雨に濡れ堕ちた星粒
ポップコーンにキャラメルが足りない
いちずな瞳をちょうだい

レベルがちがう静けさ。
丈比べ、七並べ、いさかいなきゆうべ、に
あさましい呪いを、
聴いたよ?
ごめんなさいなんて
忘れてくれ!

だからほら言ったじゃん。
今が続くことは、そんな
最悪な意味じゃないって。
勇敢なる虜を
解き放とう。
海が
浸透する。

摩訶不思議―
アサギ色の夜明け、前。

パパイヤがつぶれてはじまる
夏でした。


仮眠をとったのは
薄く敷いたシートの上
雲のハンモックが
水槽をひっくり返して
魚になって、魚の目をして、
息継ぎなしで、えら呼吸で、
噛み潰した、かけら、

ひかりになあれ
ひかりになあれ
ひきつれて
ひきつれた
足首に
ひもといて、

劣化するごと
向こう、がわ
語り尽くそうとする
ホムンクルス
が、
映画を上映して
汚くなった
ヒトデのキスが
それを洗う。

爪先立ちで
あなたの爪先を見失った
みんながみんな携帯する
固有の
太陽が
あさを伝える

"まあだだよ”


***

this sunbeam towards 'Rising Sun Rock Fes.2004'


自由詩 BowlingSun(3拍子) Copyright  2004-09-18 00:05:14
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