漂流 さらし者の刑
朧月
悲しい小船をこいでゆこうよ
涙の海を渡ってこの船はどこへいくのかな
明かりも見えない海に浮かんで
揺られる心はからっぽだ
この手も足も動くけど
船からでられはしないから
泳ぐ魚に尋ねても
行く先教えてくれなくて
灯台からのシグナルは
ゆけよゆけよと告げている
帰る港も忘れてしまい
波に任せる航海は
仰ぐ空さえ真っ黒で
見渡す景色も真っ暗で
大波ぶつかる瞬間に
ふたつに割れよと願いつつ
それでもきいこ きいいこと
流れ流され 浮かんでる
ものすごく自分が嫌いになりました
人のせいにして なにもかも
そんなことで勝手に悲しくなるなんて
ほんと ばか
自己中すぎて 言葉もありません
こんなときには 詩でなくて
ほんとの心を晒して、さらし者の刑を
自分に科したいと思います。
私は自分のことしか すきじゃありません
だれのこともどうでもいい
構ってくれるなら だれでもいい
そんな気さえします
自分のことを分かってくれて、自分を大事にしてくれて
そんな人を求めて 求めて
決して自分からはなにも与えずに
それが 私です
私なのです