光のすじ。
aokage




暗闇に蹲っている。


寒い、寒い此の場所で、

独り寂しく膝を抱えている。



目の前には、一筋の光。


温かい風が、その光から流れてくる。





あぁ、私は、

あそこへ歩き出せるだろうか。



私がそこに行っても、

良いのですか?



歩き出す勇気が無い。

立ち向かう勇気も、無い。




でも、それでも、



その光に縋っても良いだろうか?


その光まで、這いつくばっていって、

解き放たれても、良いだろうか?



私に「夢」と「希望」を掴み取る権利は、

残されているのだろうか?






わからない。



けれど、その光は、


いつまでも私を、誘っている。







自由詩 光のすじ。 Copyright aokage 2009-10-29 04:06:12
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