逃げた
kiyuu

逃げた 走れんかった というか置いていかれた

手の中からすり抜けていった

それはもう 気持ちがいいくらいにするりと


私はもう どこに行ったらいいのか

どこか迎えてくれる場所があるのか


そもそも場所なんて



さよなら 私

ごめんね昔の私 自分に期待するなんて

ばからしいわ あほらしいわ


何者かになろうなんて そもそも そんな 大それた

そんで 何者なんて何だよ



今をいきる それだけで精一杯 ギリギリアウト

何も変わってない 鬱屈してた 中学生の私から





自由詩 逃げた Copyright kiyuu 2009-10-26 22:24:10
notebook Home 戻る  過去