決して可哀想な子ではありません
ゆず
眠くて頭もぼんやりしてきたところで、何かを著したいと思う。ああそういえば、私はまだ初恋を引きずっている。初恋、というには語弊があるかもしれない。あれは、初めて他人の幸せを願えた恋なのではないかと思う。それまでは、「あの子かっこいい、好きかも」「あの人優しいなあ、好きになっちゃった」なあんてそんな恋と呼べるかも分からない代物ばかりだった。それでもあのときは、あのときだけは、純粋にきれいな想いを持つことができていた気がする。幼さ故に色々と周りに迷惑をかけたり今では考えられないくらい恥ずかしい行動を起こしたりもしたけれど、今となってはすべてがただ、眩しい。
わたしの作ったクッキーはどうでしたか?
やっぱり少し硬かったかな。
お返しのメリーチョコレート、どうもありがとう。
まさかお返しをもらえるなんて思ってなかったから
あのときはすごくすごく嬉しくて。
今でもあの缶は大事に取ってあるよ。
こんな私を君はどう思うかな。
気持ち悪い?くだらない?重い?哀れ?
だけどどうしても忘れることができないんだなあ。
自分でも不思議に思うよ。
私にとって君は初恋の人で。ということはいまだに君を引きずっている私は、今まで生きてきた中で君にしか恋をしていないことになる。なんて素敵な事実だ!…うん、なんか、幸せかもしれない。元気が沸いてきた。正直この文章を書き始めたときの気持ちが全く思い出せないけれど、これはこれでいいのかもしれない。なぜなら幸せだからね。声を(夜中なので少しだけ)大にして叫ぼう。私、今、幸せです。
おやすみなさい。