アクリル
おっぱでちゅっぱ。

どうにもならないこと。
どうにもならないこと。
それは、どうにでもなっていいこと。

やさしい向こうに広がる自由のみずうみ。
少年は少女にふくまれてるのに。
少女は水にふくまれてるのに。
水は空にふくまれてるのに。
空は少年にふくまれてるのに。

なめらかな隙間に止まらないのが、
いっひっひ。
振り向きざまに追いかけっこする三面鏡が、
両手をにぎりしめられて、海青色に酔う。
木漏れ日を乱反射する小石で囲み、
ほうら、まぶしくてみえないくらやみ。
見ようとする目じゃあなくて、感じること。
むせかえる光は、森の中でした。
めりーごーらんど。
ぐるぐると何も始まっていないわけじゃない。
そう見えるだけのいろんな顔が。
らったった。らったった、った。
掴めそうで掴めないのはイメージたりないの。
なんて、少年は、
少女を濡らしながら描く。
夏の特別教室。

朝は昼にふくまれています。
昼は夜にふくまれています。
夜は朝にふくまれています。
では、いまこのときはなんなのでしょうか。

同じ気持ちが多少ずれた心。
みょんみょん伝えてきます。

少女が少年の名前をよぶ。
少年が少女の名前をよぶ。
駆け寄り、

くるくるまわる。


自由詩 アクリル Copyright おっぱでちゅっぱ。 2009-10-25 23:22:47
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