hurl myself
maricat

躓いて派手に転んだ

だったら走れ 走るんだ!

痛みに泣いて

石を恨んでないで

誰か応援してるか?

いいや

僕のファンは僕だけだ

力を出し惜しみしたところで

まだ他に隠れてるものなんて

分かりはしないさ

だったらヘトヘトになる程までに

全部出してしまおう

綺麗な言葉は宙に浮かぶだけ

歩かなきゃ先は真っ暗だ

分かってるんだろう?

自分に見切りをつけたら最後

生きてく気力まで底を尽きる

少なくとも何か捨てられないものが

おぼろげながらでもあるから

走っていけ

スタートをとっくに聞き逃してても

今走れば景色が動くんだ

二度と戻らない

幸せとか絶望が首長くして待ってんだ

早歩きはしない

自分に向かって体当たりするだけだ


自由詩 hurl myself Copyright maricat 2009-10-25 10:34:15
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