隣人なんか
hinoa
他人の病気は
うつくしいのだ
見舞いの言葉を
喉でとどめて
細った鎖骨を
じっとじっと見る
わたしはわたしを
一秒たりとも
許しはしない
のだけれど
それがなんの
言い訳になる
目で殺して
なんども殺して
隣人なんか
愛せない
自由詩
隣人なんか
Copyright
hinoa
2009-10-17 22:52:16