ミラーボール
パンタタ

アカ、アオ、キイロ…
輝いて、
人はそれぞれ、
気に入った色を持ち帰る


アカに陶酔の夜を
アオに膝を抱える夜を
キイロに耳元にささやく夜を
人は持ち帰る


ミラーボールは
みずから輝かない、誤解され
月よりさびしい夜を終える


仕事を終えて
宙吊りのまま
舞台は楽屋にかわる




自由詩 ミラーボール Copyright パンタタ 2009-10-12 13:42:30
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