くもりから遠くまで
唐草フウ

ららいらららいらい
誰がきょうも
種を飛ばす
やわらかく
芯はかたく

眼球は
きょう、うるおっていますか
かわいてるのなら
かけてあげましょう

えん罪のドラマをみる
ことばすくないことが
正義
だとはかぎらない でも
そこからかぎ取る
においを
まちがってはならなくて

足がきょうも
砂に飲まれて
もつれそうよ
あるけてんの

うごかなくてもいいですか 速く歩けよ だって

いつも達者なのは 頭の奥のくるみだけ
上手く吐きだせたものだけが
ああ、流すことができます
ららいららいらい、ら







自由詩 くもりから遠くまで Copyright 唐草フウ 2009-10-08 12:05:26
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