秋の雨はどこ
吉岡ペペロ

煙草を一本、灰にするあいだ

曇りの夜空、見上げているのは

この道で自分がしでかしたことへの

悔いと純情を見つめるためなのだ


風のうわさ、本当にあるんだな

秋の雨はどこ、

肌にあたる、

アスファルトが湿る、

永遠の愛なんて、

野暮だよな、思い出してみても


煙草を一本、灰にするあいだ

曇りの夜空、見上げているのは

この道で自分がしでかしたことへの

悔いと純情を見つめるためなのだ


自由詩 秋の雨はどこ Copyright 吉岡ペペロ 2009-09-29 22:13:46
notebook Home 戻る