鋼鉄のポエトリーロード
新守山ダダマ

ある日、俺は黒い小さな舞台からこう告げたのだ
「肉まんは友達」
すると一人の偉大な詩人が俺に歩み寄り
そこから俺のポエトリーロードが始まった
言葉を愛するさまざまな人たちに出会った
いつしか詩の世界を越えて
深夜の歌舞伎町で屈強の漢に向かって叫んでいた
「俺の透明のビニール傘を返せ」と
そして俺は地獄に堕ちた
だがそこでは多くの収穫があった
金太郎飴の正しい食べ方も学んだ
エアギターを弾いて冥王星に逆襲を促し
四塁手を名のって三塁とホームの間でばっちこーい!と叫んだら
人々は俺のことを鋼鉄と呼ぶようになった
だから俺はさらに叫んだ 「I Scream!」
そして人々に問うた 「ふりかけるのか? ふりかけないのか?」
言葉のモッシュが始まり 東西の詩人たちは交流を深めた
さまざまな苦難が俺を襲ったが俺は生きるマニアだから
苦しみさえもポチと名付けて愛したのだ
お風呂さんのありがたみも知った
愛する人のためなら石鹸になってもいいと思った
言葉の力を信じてるから
俺は吉祥寺に新たな城を築いて「満足せよ」と言い続けることにした
言葉の達人が集まりワードクラッシュ
俺はギターに乗って「いちごポッキーが大好きだー!!」と叫び
青汁を飲まされても八名信夫のように「まずい〜、もう1杯!」
さまざまなエレメンツがポエトリーシーンを盛り上げるのだ
富士山が噴火する前に、俺たちが言葉の噴火をしよう
本気の冗談を言い続けるんだ
みんな何かを失ってる だからどうした
言葉は現実をぶちのめすハンマーだから
俺はかなづちでも泳ぎ続ける
秩父でもつくばでも 海がなくても泳いでやる
言葉の海を
残った残った! 言葉が残った!
そりゃそうさ 一番スゲーのは詩なんだよ!
最高の仲間たちとこれからも証明していくんだ


自由詩 鋼鉄のポエトリーロード Copyright 新守山ダダマ 2009-09-28 21:26:35
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