夢で逢えたら
AIRINN

窓の外はもう暗く 
冷たい風が吹き荒れている
シンと静まり返ったこの部屋で 
ベッドに横たわり
ぼんやりと月を眺めていた

君がくれたあの言葉を思い出す

 離れていてもこころはいつも傍にある

って・・

なんて素敵な言葉だろう

砂漠に降る雨のように 
僕の乾いたこころを潤してくれる
暗いトンネルに射す一筋の光のように
僕を出口へと導いてくれる

時には不安でいっぱいで
孤独に押し潰されそうになる日もある
幸せでいっぱいで
有頂天なときもある

だけど僕は
眠りつく前に必ず
この言葉を思い出すんだ
そして君を想うんだ


月の明かりが消え
新しい太陽が僕を照らしだす前に
鳥たちよどうか伝えて
海を越えて
山を越えて
僕の想いを届けておくれ

僕は眠りにつこう

そして 夢で逢えたなら

その髪を
唇を
溢れんばかりの愛で包み込もう

君に逢えるその日まで







自由詩 夢で逢えたら Copyright AIRINN 2009-09-20 17:06:31
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