灯火



揺らいでいた炎はほんのりと灯り照らし


部屋中にはふんわりと甘い香りが漂って


なんだか安心して


ぼんやりとした灯りを見つめ


月に映えるような色をして


ずっと見つめていても飽きなくて


だんだんと睡魔が襲ってくる


香りのせいか灯りのせいか


揺らいでいた炎のように


意識もゆらゆら揺らぎ


気が付いたらいつの間にか夢の中


目を覚ますと


香りも炎も消えていた


自由詩 灯火 Copyright  2009-09-20 14:29:59
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