自分の外から
番田 

俺は放とうとする
微かな 狭間は
巡られていないのだろうかと 部屋に
投げ捨てようとする 自分ではないものを 

黄緑色の 抱こうとしてきたもので立つ
風景をそんなふうに 
響きを 立ちつくしている
暗闇のやめる自分を 抱こうとしては

言葉に 見いだそうとする
死にかけていた風景を 
水色の壁や 響く手に
落としてきたものを

逃げ出したような 憂鬱さを
手にさせる手の中に 聴いて 日々に出て
そこから体を思わすことに向けていく そして手にしながら
言葉でうだるような音楽に 俺は

水色の類から混ぜられていくように
誰にも 憧れて
君のなくしたもので 俺の中からやめさせられて
その部屋を苦しみの中に 行こうとする


自由詩 自分の外から Copyright 番田  2009-09-13 18:44:41
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