理由
海 猫

もう1人の自分を
親指で創りだし
自由に遊ばせてみる

どん底に落としたり
夢を与えたり

凡人のクセに
ありふれた毎日を嫌う


もう1人の自分が
手に入れたのは自由
遊ばせて苦しめて
その先に見えたのは
自由に退屈した自分

何が起きるか
わからない毎日に
良くも悪くも
心が震える

見えなくて造れない
創られて見えてくる

太陽がひとつで
雄と雌しか生まれない

生きる理由が
何となくわかる気がした


自由詩 理由 Copyright 海 猫 2009-09-07 22:15:09
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