僕は此処に居る
僕は個々に居る
僕は未だココに居る

この掃き溜めの中に
この糞溜めの中に
どうしようもない屑と一緒に
僕は居る

誰かに救われたいから
誰かを掬いたいから

畜生の様な根性で
繋がれた首輪に対して苛立ちながら
自分だけはどうにかなると思いたいから

僕は未だこの掃き溜めでむせび泣く
絡まった鎖を噛みつけながら


自由詩Copyright  2004-09-10 23:51:27
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