天使になる条件/血が飛ぶ季節
ゆりあ

どうしようあの娘に嫌われたら
私があの娘のことが気になってるって
人に言えないような気持ち抱えてるって気付かれたら
どうしよう
友達だと思ってたのにって嘘付きって

どうしよう私また一人
君とは双子みたいになりたかったのに
人は一人で生きていかなくてはならないのはわかってるよ
でも

ダウナーなあの男の子たちはみんな同じような髪型で同じような音楽を聴き同じような服を着て同じような煙草を吸っている

助けてダウナーな国の不良の王子様
もうドラッグなんかだめだよ
待って私もイギリス行くわ
私もイギリスのロックバンドの世界の終わりみたいな音楽聴きたいの
また君が煙草吸ってるとこ見たい
あのときはごめんね緊張して全然話せなかったんだ
つまんない女の子でゴメンね
バンドのことよく知らないのにうんうんって頷いてごめん
ライブ絶対行くって言ったのにドタキャンしてごめんね
リストカット受け入れるって言ってごめんあれほんとは引いてたんだ
でも傷だらけで
怖くて泣いちゃった
偽善者でごめんね

君のこととダウナーな国のこと絶対忘れないよ
春の季節になったら遊びにいくね


自由詩 天使になる条件/血が飛ぶ季節 Copyright ゆりあ 2009-09-03 03:32:36
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