life/noise/impatience
熊野とろろ
周期的ヴァイブレーション
この路地から未知を痙攣させていく
浮遊する宇宙、らしきもの
を尻目にまた歩き出す
歩みは止まなかった
カワノナガレノヨウニ
ニワトリノナクヨウニ
ウキヨガツヅクヨウニ
“焦っていても仕方がない”
水面もあぶくのように
あとにもさきにも
飛び上がるにも潜るにも
何の手がかりもなかった
身勝手なトリップはまずい
それこそ逃げ場がない!
少なくともぼくという人間には
バグが組み込まれているようだ
“日常、よく視てごらんよ現在地”
速くなる振動が
甘い果実の時を燃焼させて
(すぽっ)
理性がエアポケットに入り込んだ
横たわればチクチクとする
思い込みの多い生命体
まやかしの土壌
だから都会では地図が要る
だけど都会は地図で溢れてしまっている
お前等の視点など当てにならなかった
と、いうことなのだ
トホウニクレル
ムソウニフケル
ヨルガアケル…