Night and Day
瀬崎 虎彦

Night and Day

君の抜け殻やさしく抱いて
霧のスキマに朝から一人
言い訳をポケットいっぱい
詰め込んでひたすら歩く

僕ら春の夜光虫となって
ふよふよと浮かんでる街に
ガラスの雨 カラス散り散りになって
飛んでいく 闇の雨 言葉の綾

今この瞬間に会えたのならね
言いだせたかも知れなかった
君に憧れる日と夜の数を
言いだせたかも知れなかった

R months

六、七、八月は迷える森のように
ことば一つ口にせず
会えないあなたのイメージャリに
恋することば書き連ねた

さようなら 透明な美しい少女
夜が明けるまでの思い出よ
瞳傷つけた乱反射に心奪われそう


自由詩 Night and Day Copyright 瀬崎 虎彦 2009-08-15 21:49:16
notebook Home 戻る