夢花火の世界にうなだれるふりして立ってみよう
きらく
電車から見える花火は大きくて少し悲しくてやがて消えた
いつまでも泣きたい日です悲しさも嬉しさも花火に消えてくれ
君と見た花火の色も大きさも匂いも涙もふくめ
現実に僕はいるのだとようやく気付いた日々を忘れてしまえ
現実を見つめないとね車窓から今更そんなことを思うよ
今だってきっと昔に見たような光景にいて生きているのだ
この道の先の道まで歩いたら何か諦めなきゃならない
ほとんどの人がどうでもいいなんて思っちゃう恋を君としていた
柄のない刃物ばかりだ。ああそうか、だから彼女の手は赤いのか
あと5分夢を見れたら今日さえも何かがきっと変わるだろうに
惑星の旅へ誘ってくれた君のことを僕はよく知らないんだ
ポケットに入れた煙草が湿気ったら僕もどこかへ去っていいかな?
名前さえ知ることのない湿原の小さな家の人の半生
何もかも砕け散ったらいいんだよこの宇宙には愛がない
どうしても今伝えたいことがある「眠い」「寂しい」「愛しています」
今もまだメアリ・シェリーの世界は雷が人を生むのだろうか
彩りのガラスを百枚並べてるような光の世界もあった
口当たりの良い世界じゃないけれどきっとこのまま在り続けよう