感嘆符の誕生
国産和風モモンガ

せつないぜ!

そうだ、せつないぜ!
せつないの「せ」が
なんかその、
変な、
はしゃいでる二人の人みたいに
見えるくらいだぜ!

仕方ないんだぜ!
きょうは
「だぜ」っていっても
怒られない日だぜ!

語尾が、語尾がね、
なんか、元気いっぱいなのは
それはかなり助かることだぜ!

語尾だぜ!
だぜ!

疲れたぜ!

語尾、
変えるぜ!

せつないよ!
そうだ、せつないよ!
きみも、なんて、いいたくなるよ!
だれかに呼びかけとかしたくなるよ!

たとえば、こんなふうに、

聞いてほしいんだよ!
きょう、きょうは、
だぜ!っていったのよ!
元気にゆったのよ!
まるまる太って わきゃわきゃうごいて だぁだぁわめいて 
っていう
生まれたての人みたいに
元気だったのよ!

っていう大声!
       てあし!
           め!
             めっ! めっ! めっ!

こっちをみているこの子のめっ!
あぁおとうさんであるよ、おとうさんであるかな、おとうさんであるぞ!
きみのぼくはあなたのおとうさんという人になったわけだぞ!

せつないね!
驚くしかないね!
泣きたいね!
なんでだろうね!

きみもそれはあなたもそれは知りたいだろうよね!
けど無理だね!
おとうさんの人というかぼくも
あぁ、
無理だね!


自由詩 感嘆符の誕生 Copyright 国産和風モモンガ 2009-08-06 01:28:17
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