YuLia



いつからだろう。

『約束』
が重たくなって

僕の予定を狂わせる。


向かい風が強くなる。

渇きやすい瞳は

視界を狭くする。



あぁ僕は、

どこへ向かってるんだろう。


精一杯、
背伸びしてみたけど

なんにも掴めず

ただ疲れただけだった。


人はこうやって

諦めてくんだろう、


何もかも。




ふと考える。

成長を諦めた時が

大人になった時かなぁ。



笑顔ばかり見ていても

慰められないこの心は

涙や怒りを求めて

大切な人を見上げる。


あぁ、何故あなたは

いつも微笑んでいるんだろう。



僕のいる地上が
闇に包まれる頃

不安が影を追いかけて

長い長いトンネルへと誘導する。


さあ、

朝日を浴びるまで

僕は逃げ切れるだろうか。






自由詩Copyright YuLia 2009-08-03 22:12:53
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