番田 

ぼんやりと街に立っていると
悟りを感じ
新しい部屋を目指した
手には夢だった

リュックには袋を詰めて
晴れたときに出かけた
思いもなく
壁を押して 出て行った

ビスケットは高かった
ジュースは少し安かった
けれど どこも違う値段だった
売ることはできない

遠くには空
近くにはいくつもの魚だ
君に歩き続けよう
誰にもそれを言わせないんだ


自由詩Copyright 番田  2009-07-30 02:32:47
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